シスアドの合格率と合格ライン
パソコン系資格として前回は「シスアド」を紹介しました。今回はIT系の資格の中では唯一の国家資格でもあるこの「シスアド」についてもう少し書いてみます。
尚、ここではこれまで実施されていた「初級シスアド」について書いています。今後「初級シスアド」は「ITパスポート」という名称に変わり、内容にも変化があるようです。この新制度についてはいずれ記事にするかもしれません。
さて、「シスアド」合格を目指す受験者が気になるのはその合格率や合格ラインだと思います。ところが「シスアド」の合格率や合格ラインは残念ながら公開されていません。その上さらに対策に困ることがあります。初級シスアドでは、パソコンやネットワークについての広く浅い知識を問われるのですが、この試験の採点方式としてIRT方式が取り入れられています。このIRT方式では、試験のその時その時で点数配分が変わります。どういうことかというと、受験者全体でどの問題に何問正解したかによって点数の配分が決定されるのです。つまり試験が終わるまで点数配分がわからないということになります。このIRT方式によって、仮に全体の正解数が同じ受験者がいても、正解した問題が違えば得点が変わってしまいます。そして両者の得点がボーダーライン付近であれば、この違いで合否が分かれるということも有り得ます。その時その時の受験者の成績次第ですから、必ずしも難問の配点が高くなるとは限りません。
「シスアド」の合格率も非公表なので正確にはわからないのですが、だいたい全受験者の30%程度だと推測されています。「シスアド」の試験は午前と午後に分けて行われますが、どちらかが高得点であっても、もう片方が合格ラインを割るような低い得点だと不合格となるといわれています。因みに初級の合格ラインはおよそ600点以上だとされます。
(初級シスアドの新しい体制である「ITパスポート」では午後の試験はなくなるようです。
勿論上級の合格率や合格ラインはさらに厳しくなっています。上級シスアドの場合は、午前の試験で600点以下であると、午後の試験は採点の対象外とされてしまいます。これも推測ですが、上級シスアドの合格ラインは65~70%、合格率は全受験者の10~13%程度とされています。かなり狭き門だと言うことができます。もっとも、ここ数年の上級の合格率は上がりつつあるようです。
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